上手くいかないことを前提に飼うべし
オス同士のデグーの同居は、兄弟や親子なら上手く可能性が高いですが、他人のデグーは基本的に上手くいかないことを前提に飼って下さい。
もし、今オスのデグーを飼っていて、これからもう一匹のオスのデグーをお迎えしようとしているなら必ず、もう一つケージを用意してからお迎えしましょう。
また、兄弟や親子でも最初は同居上手くいっていたのに、いきなり喧嘩が始まって別居せざるを得ない場合も出てきます。そんな時に、困らないようにデグーの数だけケージは用意しておきましょう。
では、他人同士のオスデグーは絶対無理なのか?
その答えは・・・「そんなことはない」です!実際、我が家は他人オスデグー2匹仲良く暮らしています。ただ我が家の場合は、特殊な例だったので参考になりません。なので、一般的に言われる同居の方法と我が家の場合を2つご紹介します。
一般的な同居の仕方
同居の方法:部屋んぽで会わせてみる
これは、オス同士だけでなくメス同士、オスメスの同居全てに当てはまります。
まず、喧嘩になった時にすぐ飼い主が止められる、という状況で部屋んぽ中に会わせてみます。ケージ内のように狭い場所で会わせるより、広い部屋で会わせた方が危険が少ないです。
ここで注意するのが、尻尾を振っていたり、歯軋りしたりして、威嚇していたら終了することです。また翌日チャレンジしてみましょう。根気が大切です。
だんだん慣れてくると、デグーは群れの動物なので上下関係を作ろうとします。その時にするのが、相手の背中に乗る、”マウンティング”です。これで、上下関係が完成します。ただ、このマウンティングを拒否されると、喧嘩に発展することがほとんどです。喧嘩してしまった時に、デグー相撲くらいなら見守るのもアリですが、ドロップキックをしたら即終了にしましょう。ドロップキックをするという事は、相手の命を奪うまで戦う気がある時です。
上手くいった合図は、マウンティングが成功し、ピロピロ鳴いたり、お互い毛繕することです。ここまできたら、同居可能かもしれないサインなので、同じケージに入れて様子を見てみましょう。
⚠️同じケージに入れた後、必ず様子を見れるように飼い主が忙しい時はやめておきましょう。
同居の方法:ケージを毎日交換してみる
もし、部屋んぽで会わせて上手くいかなかった場合、毎日の掃除後にデグーちゃんのケージを交換してみると良いです。
部屋には掃除しても、その子の匂いが残っています。その匂いを嗅いで、「こんな子がうちにはいるんだ〜」と、互いを認識させましょう。
そして、また部屋んぽで会わせてみる、という手順になります。先ほど述べた注意事項に従って、部屋んぽ中に会わせてみてください。
我が家のオス同士のデグーの特殊な同居例
我が家はオス同士の1歳差の他人デグーが同居しています。結論からいうと、我が家はいきなりケージに入れて同居が成功してしまいました。
何故2匹目をお迎えすることになったかというと、先住デグーが弱ってしまい、正直に言うといつ亡くなってもおかしくない状況で、家族会議をして、もしかしたら弟ができたら少しでも生活に張りがでて元気になるかもしれない、という人間のエゴでのお迎えでした。
もちろんオス同士の同居の危険性は知っていたので、ケージと生活に必要な雑貨全て揃えてのお迎えしました。
ここで少しスピリチュアルな話にはなるのですが、夫は動物の気持ちや体調を見破るのが不思議と上手いのです。そんな中、

この子たちなら会っても平気だよ。入れてみよう。
と夫が無責任とも取れる発言をしました。でも、夫の特殊能力?を日常生活で知っていた私は信じてみることに。
会わせてみたら、いきなりの「ピロピロピロ〜」からの、瀕死の先住デグーのマウンティングを大人しく受け入れる新入りデグー・・・。

そして、瀕死状態だった先住デグーはみるみる元気を取り戻して、また具合が悪くなっても新入りデグーが寄り添ってくれて、元気を取り戻すを繰り返しています。
そこから、2年以上仲良く同居しています。
番外編:同居が成功すると人間には塩対応になる可能性が高い
我が家の先住デグーは、ナデナデが大好きで、ナデナデたくさんすると甘噛みのお礼をしてくれていたのですが、その甘噛みを先住デグーが満足いくまでさせないと、自分の手を噛んで自傷するので大変でした。
ただ、新入りデグーと同居を始めると、ナデナデしてもお礼の甘噛みもしてくれないし、自傷もパッタリやめましたw
新入りデグーは、ナデナデさえさせてくれず・・・相方が居ればそれで良いもん!と言っているかのよう・・・
お互い大好き大好き💕という状況です。
飼い主は少し寂しいですw
まとめ
オス同士のデグーの同居の手順は参考になりましたか?
デグーは群れの生き物とはいえ、人間と一緒で相性があります。必ず、同居は上手くいかなくても飼える、という状態で、新しい子をお迎えしましょう。
単頭飼い、多頭飼いそれぞれメリット・デメリットがありますが、どちらも魅力的ですよね!
どちらにせよ、責任を持って飼ってあげましょう。
よきモキュモキュライフを🐭🤎🐭
コメント