デグーのお腹にガスが溜まる原因と症状
デグーちゃんのお腹にガスが溜まる原因は、何らかの原因(不正咬合など)で何時間も何も食べていない、鼻炎やオドントーマで鼻呼吸ができず口呼吸になってしまっている、消化不良でうっ滞を起こしてしまっている、ストレスなどがあります。
お腹にガスが溜まると、お腹が痛い状態になってしまい、食べられなくなりさらにガスが溜まるの悪循環になります。
これから、対処法を紹介しますが、必ず病院は受診して下さい!
対処法
薬でガスを抜く
病院でガスを抜く薬を処方してもらいましょう。飲むのを嫌がってどうしても飲んでくれない場合は、早めにかかりつけに相談しましょう。
投薬で悩んでる方の参考になればと、一応対応策を載せておきます。↓
どのくらいで効くのか
我が家で処方されている薬(ガスコンドロップ)は、飲んでから約1時間半ほどで効いてくるようです。
部屋んぽさせる
デグーちゃんに動く元気がある場合によりますが、部屋んぽしてあげると良いです。
動き回ることで、腸が動いてガスが自然と排出されます。
匂いや音はしませんが、デグーちゃんもおならはできるようです。逆におならが臭い場合は危険信号のようです。
どのくらい部屋んぽさせれば良いのか
我が家では、強制給餌後に1日5回(3時間ほど空けて)、10分ずつしています。できるだけこまめにして、お腹にガスが溜まらないよう工夫しています。
我が家は夫婦でフリーランスなので、もぐたとぷくたに割ける時間があり、我が家は可能ですが、難しい場合は、1日1回30分〜1時間程させれば良いと思います。
部屋んぽについての記事はこちら。↓
うんちさせる
うんちのさせ方は、デグーちゃんそれぞれで難しいところではありますが、我が家ではここではうんちしやすい!という場所を見つけてあります。
- 飼い主のベッド(ちょっと嫌だけどガス抜けないよりマシ・・・)
- 狭いケージ・虫かご
うんちをしやすい場所を見つけておけば、ガスが溜まり気味の時に便利ですし、逆にいつもはするのに今日はしないな・・・など異常も見つけやすいです。うんちをしない場合は、食生活に何らかの問題があった可能性があるので、直近であげた食べ物を見直しましょう。
部屋を温める
部屋が寒いとガスが溜まりやすいです。
デグーちゃんの適温は18度〜24度ですが、ガスが溜まりやすい子がいる場合は20度以上をキープしてあげましょう。
また、夏でもホットカーペットを置いてあげましょう。デグーちゃんは、自分でエアコンの操作ができません。クーラーが寒いときに避難できるようにしておきます。
定期的な強制給餌・そして自力給餌を促す
お腹にガスが溜まっている状態での強制給餌は危険ですが、少ししか溜まってない(草食動物は少しガスが溜まっているのが普通の状態)時に、定期的に強制給餌をあげることは大切です。
1回多い量を与えるのではなく、頻回に分けて少量ずつが大切です。
なぜかというと、強制給餌は全く自力給餌が難しいっていう子以外は、食欲を開かせるのが目的だからです。
ガスを抜くには自力給餌に勝るものはありません。実際我が家でも強制給餌の1回の量を減らして、自力給餌を促す方向で動いてみたら、ガスが溜まる頻度がグッと減りました。
体重は確かに、強制給餌をたくさんあげていた時に比べたら、落ちてしまいましたが、牧草や生野菜をたくさん食べるようになりました(もぐたはペレットは食べてくれません)。
強制給餌について詳しく知りたい方はこちら↓
鼻詰まりによるガス溜まりや、口呼吸によるガス溜まりにはネブライザーや酸素室が有効
我が家のもぐたは、歯が逆に伸びて鼻腔を圧迫している為に鼻炎を起こしています。そのため、鼻水が溜まり呼吸しにくくなることも多いです。
そうすると、ストレスになりお腹にガスが溜まったり、時には口呼吸になってしまい空気を飲み込んでしまって、お腹にガスが溜まります(デグーちゃんは口呼吸がとても苦手)。
そんな時は、ネブライザーや酸素室が有効です。
ネブライザーは鼻水を柔らかくして、デグーちゃんがくしゃみをすることによって、人間が鼻をかんだ状態にしてくれます。我が家では、歯による圧迫の炎症止めのお薬を混ぜて、1日2回ネブライザーをしています。

もし、お薬を入れたネブライザーしても苦しそうな場合、数時間空ければ、生理食塩水のみのネブライザーをすることも有効ですよ。
酸素室は、口呼吸によるガス溜まりを軽減してくれるほかに、口呼吸によって負担のかかった肺や心臓のケアにもなります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。↓
NGなこと
マッサージ
マッサージはガスを逆流させてしまう可能性があるのでやめましょう。
すぐに強制給餌をする
先ほど述べた通り、お腹にガスが溜まるのは食べていないことが原因でもありますが、ガスが溜まっている状態での強制給餌は逆効果です。
まずは、ガスを抜いてから強制給餌を定期的にしてあげましょう。
乳酸菌を与える
乳酸菌は一見お腹に良さそうですが、デグーちゃんのお腹にはお母さんからもらった酵素があり、それで腸内環境を守っているので、乳酸菌を与えることでその酵素が負けてしまい、腸内環境が崩れてしまいます。
ガスが溜まっているかの見抜き方
食欲不振・動かなくなる
ガスが溜まるとお腹が痛い状態になり食べれなくなります。またお腹が痛いため、動かなくなることもあります。ケージの端っこで丸くなって動かないなどの症状がみられます。
お腹を触ってみる・見た目で判断する
この方法は、慣れるまで難しいですがガスが溜まっているか確実にわかるようになるのでオススメです。
お腹を触るのですが、お腹の中央ではなく脇腹を触ってみて下さい。そうすると、ガスが溜まっている場合、パンっと張っていて硬くなっているのがわかります。
また、ガスが溜まっているとデグーちゃんを上から見た時、不自然に脇腹が膨らんでいることが多いです。
ガス溜まりの時の体形(洋梨型)↓

通常の体形↓

この方法に慣れるためには、コミュニケーションついでに普段から脇腹を触ってみたり、上から観察したりする習慣をつけると良いでしょう。
まとめ
対処法と見抜き方をご紹介しましたが、必ず動物病院の受診はして下さい。
また、デグーちゃんはエキゾチックアニマルのため診てくれる病院が少ないです。なので事前にかかりつけを見つけておく必要があります。健康体のうちから、健康診断などで受診することで、いざという時に焦らずに済むようにしましょう。
よきモキュモキュライフを🐭🤎🐭
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