我が家のもぐたは生まれつきの不正咬合で、顎が変形しています。
そんな中、ネットで「かかりつけは2つ以上あると良い」という情報を見つけ、近くの動物病院のレビューや電話対応を確認し、良さそうなところへ試しに行ってみることに。
試しのセカンドオピニオンへ
そこでは、触診と切歯カットをされたのですが、家に帰ってみると全く自力給餌ができない状態になってしまいました。
そこで、泣きながらいつものかかりつけに電話すると、

何か私たちの医療に不満がありましたか?
不満があったのなら正直に言ってほしいのです。自分達の医療行為には、自信を持っておこなっているので、セカンドオピニオンに行くことは全然構わない事だと思っています。
行った病院に事情を説明してもう一回診てもらいましょう。

すみません・・・、不満があったわけではないのです。
ネットの情報を鵜呑みにしてしまった私が悪いのです。
もうあの病院には行きたくありません。もぐたの苦しそうな顔、思い出すだけで辛いです。

分かりました。
なら今すぐ私にもぐちゃん診せて下さい。
何分で来れますか?
のような会話があり、10分ほどで病院に着き、もぐたを診てもらうことに。
セカンドオピニオン終了後、かかりつけの診断は・・・
まず、切歯が短く切られすぎて全く噛み合っていないため、食べ物が掴めないということ。
そして、一番困ったのが顎の骨が折れているということ。もぐたは顎の変形が酷くて、少し力を加えるだけで折れてしまうんです。セカンドオピニオンの病院では、かなり無理矢理な触診をされた為、顎の骨が折れてしまったようです。
かかりつけでの治療
デグーちゃんは体も小さく、骨も細いため、本来であれば骨に針金を通して固定する手術を行いますが、それができないため経過観察となりました。

草食動物は骨折した瞬間から骨の修復が始まるんです。
なので、2週間ほどで仮骨形成は終わると思います。
切りすぎた切歯に関しては、切歯は伸びるのが早いので1週間もあれば、上と下が届く長さになると思います。
ただ、折れてしまった骨は元通りにはならず、脆いままなので気をつけなきゃいけないこと、また変形が増えてしまったので、自力給餌がどこまで元通りにできるかわからないことを説明されました。

それと、今強制給餌はベジサポだけだと思いますが、ライフケアに切り替えなければなりません。
ベジサポは、体重の何%あげると書かれていないでしょう?これは、大量に摂取しても問題ない、と保証されていないものが使われているからなんです(明日葉や人参など・・・)。これは、獣医師会で問題になったからなんです。
それと、チモシーは必須なのでライフケアはとりあえず、体重の3%・・・もぐたちゃんは265gだから8gから始めましょう。
私の判断ミスでもぐたに辛い思いをさせてしまったこと、泣いて後悔してしかその時はできませんでした。
家での治療
食事について
お家ではまず、口にギリギリ入るくらいの大きさのペレット団子を作ってあげました。そうすると、上と下の歯が噛み合ってなくても、食べれると思ったからです。
嬉しいことに、ペレットお団子はすんなり食べてくれました!
そして、もっと驚いたのは骨折したその日に牧草も生野菜も食べてくれたんです!もぐたの生きようとする力は、何度も瀕死になるもぐたを見ていたのでわかってはいましたが、ここまで生命力が強いとは・・・!と、驚かされました。

僕、頑張るよ!
泣かないでうーちゃ!
そう言われているみたいで優しいもぐたに救われました。
かかりつけに報告すると

お団子の作り方は100点満点ですね!
え!!牧草と生野菜も食べたのですか?!
切歯経由せず直接臼歯で食べてるんでしょうね・・・、すごい。
しかし、問題が起こります。もぐたがライフケアを飲まないのです。
ライフケアを飲んでくれない
我が家なりの解決策は別記事に書いてあるので良かったら読んでください。↓
骨折から起きた変化
1週間目
切歯が伸びてきました。以前は、牧草や生野菜は口の奥に突っ込んで食べて、臼歯で噛みちぎって食べたくない部位は口から出して捨てる、という感じでしたが、切歯を使って食べ物を噛みちぎるように変化しました。
強制給餌は継続。
2週間目
仮骨形成が終わりほとんどの食べ物が普通に食べられるように。寛解と言っても良いと思います。
ただ、なぜかここからペレットのお団子嫌いと、普通のペレット嫌いも始まり、牧草と生野菜しか食べなくなってしまいました。
それだと痩せてしまうので、強制給餌は継続に。今現在も、強制給餌は続いています。
後遺症
折れた顎の骨は元に戻らないので、見た目にゴツっとしたしこりが残ってしまいました。
また、不正咬合もあるため元々食べにくさはあったようですが、更に食べにくくなってしまい、自力給餌が難しい状態に・・・。そして、なぜかペレット嫌いに。
ただ、本人が食べることを諦めていなかったので、完全強制給餌にはなりませんでした。牧草と生野菜なら少量食べてくれます。
また、折れたところに元々あった根尖膿瘍が、折れたせいで炎症が起きやすくなり頻繁に膿が出るようになってしまいました。
不幸中の幸いもありました
かかりつけの先生は、顎のズレを治すのが得意で、骨折した時に「痛いけどごめん!」と思いながら、顎のズレを治して下さいました。
それがあってから、歯切りが1.5ヶ月に1回だったのが3ヶ月以上歯切りしなくても良い状態になりました!

悪いことばかりじゃ可哀想だからね・・・。
うーちゃさんも、あんまり自分責めすぎないでね。
取り返しがつかないことじゃないんだから、大丈夫よ。

。゚(゚´ω`゚)゚。
勘違いしないで欲しいこと
今回の記事で勘違いしないで欲しいのは、セカンドオピニオンが悪!と言っているわけではないのです。
こういう医療事故が起こることもあること、病院選びの大切さを伝えたいのです。
また、今のかかりつけはセカンドオピニオンでしたので、正確にはサードオピニオンで骨折させられたわけですが、セカンドオピニオンは成功した!と自信を持って言えるので、不信感があるなら病院を変えるのも良いと思います。
病院選びの注意点をまとめた記事もあるので興味があればぜひ。↓
まとめ
骨折が治る過程は参考になりましたか?
草食動物は骨が折れた瞬間から治り始めるってすごいですよね。
もし、骨が折れてしまったら信用できる獣医さんの指示に従って療養させてあげましょう。
よきモキュモキュライフを🐭🤎🐭
コメント