我が家では、デグーちゃんを3匹飼ってきました。
1匹(ぐーた)はもう虹の橋を渡ってしまいましたが、ぐーたは我が家で過ごした約3年間、単頭飼いをしていました。
その後、すぐにもぐたをお迎えして半年間は単頭飼いで、その後ぷくたと同居して多頭飼いとなりました。
そんな3匹を見てきた私がデグーの単頭飼いと多頭飼いのメリット・デメリットをお話しようかと思います。
単頭飼いのメリット
人間に懐いてくれる
我が家にベタ慣れのデグーちゃんはいないものの、同居させてから振り返ると、「あぁ、人間には一応懐いてたんだなぁ」と思うことがあります。
例えば、もぐたでいうと、ぷくたと同居してからナデナデの要求がパタッと止み、ナデナデのお返しの甘噛みも気が済むまでやらせなくても自傷しなくなりました。安心はしたけど、少し寂しい気も・・・。
ぐーたは、ずっと1匹で飼っていたので気づきませんでしたが、結構甘えん坊だったのかなぁ、と今になって思います。
ぐーたは、膝の上でご飯食べたり、飼い主に乗っかってきて撫でてー!ってしてきたり・・・、かといって抱っこは嫌いでしたねw
でも、ぐーたは4年間くらいペットショップで過ごして、セールで売られるような、うーん言葉選ばずに言うと可愛げがない子だったのかもしれません。最初は、私たちにも冷たかったですし。それでも、愛情を持って接したのが良かったのか、寿命を全うする前には人間に少しだけ心を開いてくれたのが嬉しかったです。その分、ペットロスもすごかったですけどね。
世話が楽
我が家は、デグーちゃん2匹同居できているから良かったですが、もし相性が良くなくて別居になったら、ケージ掃除が倍ですからね・・・。一つのケージを掃除するのも大変なのに、二つも・・・と考えると私は恐ろしく感じてしまします。
部屋んぽも、2匹同時にするとなると、デグーちゃんが何するかわかりませんから、目も離せません。もし、1匹ずつしたら時間が2倍かかってしまいます。
単純に世話の負担が2倍になる訳じゃないですが、1.5倍以上大変になることは覚悟しておいた方がいいです。なので、単頭飼いの方が世話は楽だと思います。
体調の変化に気付きやすい
ご飯の食べ残しや、うんちの大きさなど、ちょっとした変化に1匹ならすぐに察知できるので、体調の変化には気付きやすいです。
掃除の時などに注意深く見てあげられるので、すぐに病院に連れて行けます。
また、具合が悪い時は基本1匹の方が、ゆっくり休めて良いとされているので、新しくケージを用意する必要がありません。
単頭飼いのデメリット
寂しさを感じさせてしまう
飼い主さんが構ってくれないと、とても寂しく感じてしまいます。
でも、お仕事や家の用事などがあり、ずーっとデグーちゃんに構うのは難しいと思います。たまには、旅行とかも行きたいですしね。
ただ、デグーちゃんはとっても寂しがりやさんなのは覚えておきましょう。
本来の暮らし方とかけ離れてしまう
デグーちゃんは本来群れの生き物です。
なのに、ひとりぼっちでの生活は寂しく感じてしまうでしょう。
実際、ペットショップで1匹で売られてたぷくたは、寂しさを感じていたのか、もぐたと会った瞬間の嬉しそうな表情は、今でも鮮明に覚えています。
飼い主が逆に構いすぎてストレスになる
休みの日に、普段寂しい思いをさせているからと、休みの日だけ沢山構うことは逆にストレスになります。
また、家にずっといる人でも構いすぎはストレスになります。
可愛いからと、写真を沢山撮ってしまいがちですが、我が家だけかもしれませんが、デグーちゃんはカメラやスマホを向けられるのが少し苦手な気がします(食べてるところや寝ようとしているところを撮影すると移動してしまうから)。
別記事で写真を沢山撮ることを推奨しましたが、確かにその意見は変わってはいません。ですが、ずーっと撮り続けることは反対です。カメラ越しにだけでなく、肉眼でデグーちゃんを見てあげましょう。
多頭飼いのメリット
デグー同士のイチャイチャが見れる
デグー団子という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
私はデグー団子にとても憧れがありました。ただ、夫が単頭飼い派だったので諦めていたのですが、縁があり、ぷくたをお迎えしたことで、もぐたとぷくたのデグー団子が見れました!
その感動は今でも忘れません。
毛繕いの様子もとても可愛いです。もぐたは、人間にもそうなのですが、甘噛みが下手ですw
いつもぷくたに毛繕いのお礼の甘噛みをする時、ぷくたは痛いのか「ぴっ!」と鳴きますが、もぐたは気にしていないようでそれも面白いですw
デグーのイチャイチャは世界を救います・・・。
人間とデグーが程よい距離感を保てる
人間に懐きすぎると、お出かけの時寂しい思いをさせてしまったり、寂しくて呼び鳴きやケージを噛んでアピールするなど、問題行動を起こしたりさせてしまいますが、多頭飼いすることによってデグー同士で世界を作るので、そういった行動はかなり減ります。
基本はデグー同士で過ごして、たまに人間と遊んでやるか!仕方ないなぁ!くらいの距離感になります。
人間としては少し寂しく感じるかもしれませんが、そのくらいが良いのかもしれません。
食欲が出る
人間も人が食べてると不思議とお腹空いてきませんか?
デグーちゃんも、群れの誰かが食べていると、食べてみようかな・・・?となるのか、ご飯を食べ出します。
もぐたは不正咬合で、生まれつきなせいもあってか食が細い方だったのですが、今は色々ハンデが増えたはずなのに、多頭飼いになってから、前より食べるようになりました!と、いっても牧草と生野菜しか手をつけないのですが、食べないよりマシなのでぷくたには感謝ですね(もぐたはペレットとおやつは基本食べない)。
また、もぐたは牧草と生野菜しか食べないと言いましたが、それでは痩せてしまうので、強制給餌が欠かせないのですが、その時に良い匂いがするのかぷくたも一緒に食事を始めます。
群れとしては一緒に食べたいのかもしれませんね。
多頭飼いのデメリット
同居デグーの死を残されたデグーが受けれられるか
ペットなんだから、大丈夫でしょう、と考えがちですが、我が家ではこれは結構大きな問題として捉えています。
我が家のデグーちゃんは、お互いを必要としているのがヒシヒシと伝わってきくるのです。もしかしたら、多頭飼いしているお家の方、皆さん感じているのでは?
飼い主のペットロスも怖いですが、残された子が元気をなくさないか今から心配です。その時のために、デグーちゃんのメンタルケアの方法も今のうちから考えているつもりです。
群れの一員がいなくなって、ひとりになるなんて、どう考えても辛いのが想像がつきます。
広いケージが必要になる
デグーちゃんは、広いケージ(高さより優先して)で飼ってあげることを、環境エンリッチメントが進んでいる国では推奨しているようです。
1匹なら多少狭くても良いですが、2匹以上買うなら広いケージがオススメです。
高さより広さを意識してケージを買うことを推奨します。
突然仲が悪くなることも
昨日まであんなに仲良かったのに、急に喧嘩するようになった・・・というのも珍しいことではありません。
その場合、別居させるしかありません。特に、ドロップキックしてたらもう緊急性は高めです。なので、すぐ別居できるよう予備のケージは必ず用意しておきましょう。
我が家では、半年に一回ほどぷくたが何かして、それにもぐたがブチ切れて、ぷくたが「ごめんね・・・」ってしても”ンーーー!”と鳴いて許さない事が起こります。その時、別居かなぁという話が出ますが、突然、もぐたが”ピロピロピロ〜”とぷくたと仲直りするので、今のところは同居継続中です。
同居についての記事もあるのでぜひ見ていってください!
まとめ
デグーの単頭飼いと多頭飼いのメリット・デメリットはいかがだったでしょうか?
私はデグー団子への憧れが強く、それが我が家で見れたことがとても嬉しかったです。その反面、大変なこともありました。
どちらを選ぶかは飼い主さんの判断になります。しかし、「命を飼う」ということを忘れないで下さい。責任はしっかり持って、単頭飼いでも多頭飼いでも愛してあげましょう。
よきモキュモキュライフを🐭🤎🐭
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