デグーが死にかけた時にしたこと

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我が家のもぐたは色々とハンデを持っています。

生まれつきの不正咬合で、顎も変形、根尖膿瘍もあり、鼻腔圧迫のため鼻炎です。

不正咬合のせいで、ご飯があまり食べれず、お腹にガスが溜まりやすいです。そのため、強制給餌は欠かせません。

また、鼻腔圧迫が厄介で根尖膿瘍の処置のため少し痛いことをしなければならないのですが、その度に呼吸が苦しくなります。少し運動するだけでも肩で息をするほど。それでまたお腹にガスが溜まってしまいます。最近では、普通に生活していても口呼吸になってしまうことも増え、お腹のガスの悩みは尽きません。

そんなもぐたですが、何度も死にかけています。ですが、その度に完全とまではいかずとも、普通に生活できるだけには復活しています。

今回は、もぐたが復活するためにしたことを書いていきたいと思います。

病院を変えた

復活した大きい理由として病院を変えたはあると思います。

病院を変える前、入院を5日間していたのですが、その間全くご飯を食べませんでした。強制給餌ですら嫌がるほど。

そこで、退院させて病院を変えることに。小さな病院ではあるものの、人気のようで最初は

獣医さん
獣医さん

予約いっぱいで診ることができない。

と言われましたが、諦めずに粘ったら

獣医さん
獣医さん

お話を聞くだけになっちゃいますが良いですか?

とのことでなんとか診てもらえる事に。

お話を聞くだけ・・・、と言われましたが1時間くらい時間を取って頂き、デグーちゃんの衣食住の指導を受けました。今食べているもので良くないものや、強制給餌の粉も種類があるのでサンプルをお渡ししますと2種類(ベジサポとハービィケア)を頂きました。

あと、お腹にガスが溜まっていることが一番の原因だということも教えて頂き、ガスを抜くお薬を処方して頂きました。

薬をあげて1日後、何も食べなかったもぐたがベジサポを喜んで飲んでくれました!

ハービィケアはダメだったため、急いでベジサポを購入。

その後、牧草や生野菜、ペレットのお団子も食べ始めて、見事に瀕死から脱したのでした。

お腹のガスの対処法も書いているので良ければ見ていって下さい。↓

強制給餌とお薬は継続

その後も、すぐに安心できるわけではありませんでした。

お腹にガスが溜まりやすく、何度生死を彷徨ったかわかりません。

なので、強制給餌とお薬は継続しました。

今もお薬も強制給餌も継続中なのですが、前ほど体調を崩すことは減りました。

そして、ある事件が起きます。ネットで「かかりつけは2件あった方が良い」とのことで、試しに受診した病院で、無理な触診で顎の骨を折られ、切歯もあまりにも短く切られすぎ、食事が全く取れない状態に

その時に、獣医さんから

獣医さん
獣医さん

今、もぐたちゃんが飲んでいるベジサポって悪いものではないのですが、人参や明日葉などデグーちゃんが毎日大量に食べて大丈夫、と保証されていないものが入っているんです。その証拠に体重の何%と書かれていないでしょう?これは、獣医師会で問題になったからなんです。

なので、ライフケアに切り替えなければなりません。

と言われてしまい、ライフケアをあげることになったのですが、ベジサポの美味しさを知っているもぐたは全力拒否!

ライフケアは好き嫌い分かれると思います。もし困っている方は解決策はこちらの記事に書いてあるので、困っている方は参考にしてみて下さい。↓

一時的にステロイドを使用

ステロイドと聞くと、作用も副作用も強い薬で怖い・・・と感じる方も多いと思います。

しかし、目的と期間にしっかり決めて、重大な副作用が出ていないか飼い主が確認してあげれば、命を救ってくれる薬、と言っても過言ではありません。

我が家のもぐたもかなり危険な状態の時、ステロイドに命を救われました。

獣医さんに注意事項を確認した上での服用なら、安全に使えると思います。

ステロイドの使用も視野に入れてみると良いですね。

衣食住を工夫した

獣医さん
獣医さん

小動物は衣食住で体調って結構変わるものなんですよ。

と、初診の1時間でじっくり説明してもらった私たちはもぐたの衣食住を見直すことに。もぐたのかかりつけの獣医さんは、中医学からの観点でもアドバイスをくれて、お薬にも漢方を入れてもらってます。

漢方って効くまで時間かかりそう・・・というイメージがありますが

獣医さん
獣医さん

小動物の1日が人間の1ヶ月なんです。なので、漢方でも即効性があります。

と教えてもらいました。

まずは、生野菜をあげること。生野菜の酵素には、お母さんデグーから食糞でもらった酵素を活性化して、お腹の調子を整えてくれるとのこと。

また食物繊維も多いし、デグーちゃんが体で作るのが苦手とされているビタミンCも摂れるのでオススメだそうです。

それと、牧草も工夫してみました。

何種類か用意し、飽きないようにしてみたり、平置きにしてあげてみたりと工夫しました。

また、ここまで具合が悪い時は保温が大事とも言われました。

獣医さん
獣医さん

ホットカーペットなどはありますか?

今は夏ですが、出してあげてください。

うーちゃ
うーちゃ

うさ暖があります!

もう置いてあるので、そのまま継続して使いますね。

獣医さん
獣医さん

体調が悪い時は、できるだけ寝かしてあげて下さい。その睡眠で体が回復していくのです。

寝てるから、心配で起こしたくなる気持ちもわかりますが、できるだけ寝かしてあげましょう。

隠れ家もあると良いかもしれませんね。

そこで、もぐたを心配した母が、安心して眠れるようにとペットショップに行って、木のハウスを買ってきてくれました。

これをうさ暖の上に置いてあげたら、喜んで使ってくれました!

しかし、驚くことに体調が良くなったら

もぐた
もぐた

これ、邪魔だから退けてくれない?

うーちゃ
うーちゃ

え・・・!あんなに気に入ってたのに・・・。

いつもなら、スッと入って眠りにつくのに、その日はハウスをガリガリして退かそうとしていたのです。

退かしてあげて、前使ってた手作りのお布団を敷いてあげたらスースー寝出しました!

隠れ家は体調が悪い時限定で必要なのかなぁ、と思いました(個体差はあると思います)。

ネブライザーと酸素発生器を購入した

これだけでは試練は終わりません。

もぐたの鼻腔圧迫のため鼻炎になっていたのが悪化し、呼吸困難になり口呼吸までなってしましいました。

なので、最初は獣医さんからオススメされた通りお風呂場を湯気で温めてその湯気の中で、鼻の通りを良くする方法を試したり、美顔器スチーマーや加熱式の加湿器で鼻を温めてみたりしたのですが、効果はイマイチ・・・。

これはもう、ネブライザーと酸素発生器を買うしかない!となり、購入しました。

ただこの2つ、使い方に悪戦苦闘・・・。操作が難しいとかではないのです。使い方に色んな説があって難しいのです。

結局、ネブライザーは大きな虫かごに入れてモクモクに。

酸素発生器は効果はわからないが、酸素チューブを上から垂れ下げて、苦しい時に酸素を吸えるステップを配置し、寝床に酸素が落ちる位置に上手くチューブを配置する。

という方法に落ち着き今のところ問題なく生活できています。

詳しく気になる方は、下のリンクから気になる方は見ていって下さい。↓

多頭飼いにした

これは正しかったかは分かりませんが、ぷくたという当時6ヶ月の男の子デグーちゃんを、急遽お迎えすることに。

買った時は、別居予定だったのでケージや雑貨も購入してからのお迎え。

詳しくはこちらで見ていただけたら嬉しいです!↓

これをきっかけに、もぐたはまた一段と元気を取り戻しました

すぐにお互いを毛繕いし始めたふたりに安堵したのを覚えています。

今でも、仲良く暮らしており、もぐたが具合が悪い時は寄り添ってくれる優しいぷくたです。

楽しみを増やしてあげた(QOLを上げる)

もぐたは部屋んぽが大好きです。

ですが病院の先生には、

獣医さん
獣医さん

具合が悪い時は、そっとしてあげるのも手ですよ?

うーちゃさんも、風邪引いた時に「旅行行こう!」って言われても困るでしょう?

と言われてしまい、そっとしておく時間を増やしましたが、そっとしておいても元気をなくすばかりでした

なので、思い切ってもぐたの部屋んぽが大好きなもぐたのために、部屋んぽの回数を増やしてあげることに(1日5回、1回10分)。

そうしたら、楽しそうに走り回る姿を見ることができました!

鼻腔圧迫がある為、走ったりジャンプしたりすると呼吸が苦しそうになってしまいますが、明らかに元気になりました。

ぷくたと追いかけっこするなどの姿も見せてくれて、安心しました。

飼い主をイタズラで困らせて遊んだり、膝に乗って撫でて〜と甘えたり、人間とのスキンシップも多めにしました。

また、食べ物は病院の先生にも許可を頂いてデグーちゃんも食べれるフルーツをたまにあげることに食欲がない時は、積極的におやつも活用することに。

獣医さん
獣医さん

初診でお話した、牧草6割・ペレット2割・生野菜2割はあくまでも健康なデグーちゃんの目安です。

老人に歯を鍛えるために硬いもの食べろ!とは言わないでしょう。

食べれるものを食べるということが大事なんです

体に毒ではない範囲であれば好きなものを食べさせてあげて下さい。

元気も出ますよ!

もぐたはりんごが大好きなので、週1程度で与えてあげました。

市販のおやつはあまり好まないもぐたですが、バタフライピーなら食べてくれたので、牧草に少し混ぜてあげました。

このように、楽しく遊んで、美味しいものを食べて・・・というのが、デグーちゃんの元気の源になると思います。

QOLを上げてあげることが、体調回復には必須だと思います。

声かけを増やした

何気ない事ですが、意外に大事だと思っています。

朝のおはようや、寝る前のおやすみ、大好きだよ、可愛いね〜、など積極的に声をかけました。

そうすると、うちの子は返事はしてくれませんが、顔をちょこっとこちらに向けてくれたり、仕草で反応してくれるようになりました。

群れで生きる生き物なのでコミュニケーションは大事にした方が良さそうです。

声かけもデグーちゃんの生きようとする力に貢献してくれます

Lアスコルビン酸(ビタミンC)を購入した

Lアスコルビン酸とは純粋なビタミンCのことです。小動物用のサプリもありますが、あれはビタミンC以外の添加物も使っていて、含まれるビタミンCより余計なものの方が多いです。

粉末状になっており、飲み水に混ぜて使用することが推奨されています。

なぜ、このLアスコルビン酸に命を救われたかというと、ある日酷いガス溜まりでライフケアだけでなく、ベジサポを混ぜた強制給餌すら拒否するようになってしまいました。しかし、Lアスコルビン酸を強制給餌に混ぜたら

もぐた
もぐた

クンクン・・・、それ美味しそうモキュ!

あ、美味しい・・・

もっとちょうだい!!

と、自分から強制給餌をねだってくるようになりました。

ただ、Lアスコルビン酸は下痢の危険性があり、ガス溜まりのもぐたにたくさん飲ませるのは危険なので、ほんの少し・・・味わかるかな?くらいに混ぜています

下痢になると、ガスがお腹にある時は危険な副作用(腸重積や捻転)などを起こす可能性があるそうです。ただ、強制給餌を食べなければ自力給餌がほとんど難しいもぐたは、体重が減っていって弱っていく一方・・・

うーちゃ
うーちゃ

危険でも食べずに死んじゃうよりマシだ・・・!

そう思い、うんちの様子には気をつけつつ、強制給餌を続けています。

オススメのLアスコルビン酸はこちら↓

病院でも同じものを使っているそうです。

デグーちゃんは体内でビタミンCを作るのが苦手なので、栄養補給にもなりますし、味も好きみたいなので、もし強制給餌をどう工夫しても飲まない!という悩みをお持ちの方がいらっしゃったら、試してみるのも良いかもしれません。

まとめ

正直、もぐたの心配は常に絶えません。

それでも、諦めずに看病していくつもりです。

もし、お家のデグーちゃんが具合が悪くて心配・・・、という方の参考になればと思い、書かせて頂きました。

デグーちゃんとできるだけ長くいれますように・・・。みんなの願いですよね。

看病頑張りましょう!

よきモキュモキュライフを🐭🤎🐭

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